雑食系

永遠に僕のものの雑食系のレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
-
公開当時、主人公が美少年という触れ込みで話題になっていたが、全くそうは思えなかった。
いや、それよりも相棒のラモンが同級生というのが気になり内容が入ってこなかった。
制服姿が担任にしか見えない程にもちろん老け過ぎなのだが、何よりもモミアゲ。

俳優になりたいと言い出し、唐突なTV出演で唄いながら披露したダンスは必見。
ダンスはさておき、歌は予想に反して結構上手い。
でもダンスが気になり耳に入って来ない。
これの繰り返し。

そういえば、主人公も最初と最後呑気に踊ってたがあれもなかなかのものだった。
二人が魅了するスター錦野を彷彿とさせる不思議な舞。。
ドラクエならMPが著しく削られてしまうことだろう。

評価としては、全編を通して全く感情移入出来ず、え?何でそうなんの?の答えも分からぬまま淡々と進んでいくので、上記したダンスシーンやらファミコンBGM風ピアノ演奏、シーンにそぐわない選曲の数々、相棒父との初対面で股間からこんにちはしているゴールデンボールのボカシやら、爆睡している相棒の股間に容赦なく貴金属のっけ盛り等など、純粋にではなくB級としてしか楽しめなかった為、駄作と分類せていただく。

鑑賞後、主人公の現在が気になり検索したところ大の日本好きで、インスタのアイコンがポケモンのミューツーであるとか、度々スーパーマリオのTシャツ着てインスタ上げてたり、日本映画も好きで北野武監督の座頭市がお気に入りなど色んな情報を知り、とても好感持てる青年である点は大いに評価したいと思う。
歳を重ね渋さを増し、もっと深みのある役を演じる彼が見てみたい。
これからの活躍に期待!