花とみつばち

私が棄てた女の花とみつばちのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
3.0
わたしが・棄てた・女
大好きな小説が随分難しい内容になっている。
純粋なモリタミツを主に観たかったけれど、ヨシオカが夢中になって結婚するマリコを演じるのが浅丘ルリ子な為にミツが脇役となっている。
それでもミツの憐れさが際立っていて良かった。
マリコが夫ヨシオカに、「 あなたにとってミツは何なの? 」「 ミツは俺さ 」「俺はミツじゃないが 」
遊びでも浮気でも無い相手とは…
いつも男の打算に振り回され、優しいとはそれだけ弱いと言われて、決して男から愛を求めても返して貰えないミツ。
部屋の窓から後ろ向きで飛び降りるミツ。それを演じる小林トシ江の演技が凄い。
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