たーへる

私が棄てた女のたーへるのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
3.8
だいぶ前に原作を読んでものすごく後味が悪かったんだけど、映画の方も観た後ゲッソリしてしまった。
ただ、原作と違ってハンセン病のエピソードがなくなっていた。

全体的に女性差別バリバリでゲンナリ。
連れている女(配偶者)のレベルで男のレベルも決まるとか、ブタとか、女は半人間とか、聞くに耐えない。

そもそも、吉岡の魅力が全然伝わってこない。
ミツと一緒にいる時の吉岡、最低すぎるし。
モラハラがすぎる。
ミツからは羨望の眼差しで見られていたけど、自分も馬鹿にされたりする存在で劣等感を持っているから(社長一族との集まりでは完全に浮いていた。住む世界が違うと感じていたのでは?)ミツを見下すことで精神を安定させていたのかな。

そして最後のウルトラマンみたいな謎展開はいるのか?

あと、ものすごく気になったのは当時は普通だったんだろうけどタバコ吸いすぎ。
職場のデスクでスパスパやってたり、産婦人科の先生が「良い赤ちゃんが産まれるでしょう。」って言いながら妊婦のマリ子の目の前でタバコ吸い始めてびっくりした。

ペンフレンド募集のページって出会い系として使う人もいたんだな。
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