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私が棄てた女のcrnのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
3.0
人間の弱さと純粋さ、そして傲慢さや執着をじっと観る2時間。映画としては尻窄みな印象。原作本より吉岡の内省的な面が少ないのか、時代性を感じさせる表現が露骨なのか、視覚的にややうるさい印象だった。

この時代の美女役の女優の美しさは圧倒的。それに対比される普通の女代表のミツの表情や声がとてもよく、徐々に美しく見え、聖女化されていくのがキリスト教的発想でおもしろかった。
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