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心霊写真のcinemakinoriのレビュー・感想・評価

心霊写真(2004年製作の映画)
4.0


コレは怖い!!

サスペンス要素やタイの信仰的背景や“心霊写真”という一貫した物理的恐怖を軸に展開する目が離せない恐怖が凄い。

日本で言う【リング】や【呪怨】のような立ち位置?
タイ本国ではかなり代表的なホラー作品だそうですが、確かに納得させられる面白さがある。


先ずはビジュアル的な恐怖にゾゾゾポイント⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(←某YouTubeチャンネルのパクリです)
未見の方を考慮してその詳細は伏せるとして、あらゆる心霊やオカルト、霊媒師や陰陽師や降魔師、祓魔師系が好きな人にはグサグサ刺さるリアリティ(って表現は合ってるのか合ってないのかわからない世界だが)じゃないんでしょーかw

見える人にはこう見えてるんだろうなぁ〜な演出に、ドキドキヒヤヒヤな感情がひたすら続く。



次に、前述の“サスペンス要素”について。

コレがこの作品のヒットの要因であるとも言える肝となっていて、前半と後半の被害者と加害者みたいな構図が完全に逆転するようなストーリー展開になっているのがめちゃくちゃ面白い!!
“心霊現象”が主人公自身の過去との曰くが絡んでくる点も徐々に恐怖のブーストアップと共に解き明かされていくので、ホラー映画の癖に前のめりになって食い入るように観てしまうから不思議。




様々な伏線と回収の名のもとに得る恐怖。


単なるビビらせ演出かと思ったアレコレの恐怖シーンやジャンプスケアも、実はちゃんと意味があったっていうクライマックスの回収劇も見事!
霊側の立場に寄り添う気分って言ったら語弊があるかも知れないが、不思議とそんな感覚になり、切なくもなり、悲しくもなるヒューマンドラマ的要素までぶち込まれるから驚き。




20年近く前の作品故のチープさも、逆にこの作品では違和感もなく、2024年に観ることによって、ある意味好印象なフィルターと化していてより一層恐怖が味わえるのも面白い。


オープニングから妙に気になる主人公イケメン立ち位置の回収も納得の結末。




色々良くできているタイ式ホラーの代表作っす。

こうなってくると、ずっとマークしたまま保留にしている【女神の継承】を観ずにはいられない、、、(・_・;














いや


もう


それ


完全にカマキリのメスですやん!!!



😱


😱


😱
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