心霊写真の作品情報・感想・評価

「心霊写真」に投稿された感想・評価

2022/09/11新文芸坐

ショッカー描写?の連続でも効果的にやれば無茶苦茶怖くなる。写真の顔がこちらを向くところで泣きそうになりました。めちゃくちゃ『回路』っぽい緑がかった色合いのシーンもある。

精神の針が振り切れた状態の人間は怖い!怒りまくってる女の人が怖いし、怒りすぎて既に気が狂っているのではないかという。それもこれも主人公が悪い
『女神の継承』バンジョン・ピサンタナクーン監督の初期作。
かなり、ジャパニーズホラーの影響を受けているよう見受けられる作品。2000年代の作品だが、90年代後半Jホラーの薄暗い雰囲気で個人的には好きな部類。
カップルがドライブ中に女性を轢き逃げする。その後、彼らの周りで心霊現象が巻き起こるといったような、ストーリー自体はよくある心霊モノといった感じ。しかし、後半では、とある事実が判明する。それがなかなかにジッとりとしてて胸糞悪くも物悲しい。
クライマックスのとある場面では笑ってしまったがw
特段面白いというわけではないが、低予算ホラーながらにセンスを感じさせる場面が多々ある佳作。
明石

明石の感想・評価

4.8
深夜に女性を轢き逃げしてしまったカップルがその女性の霊に取り憑かれ、撮る写真撮る写真に霊が映り込んでしまう話。タイトルがタイトルなので、心霊写真関連のこぢんまりした話かなと思いきや、、ばっちり予想を裏切られた。夜中に一人で見たら後悔するというホラーにおける最高級の賛辞を送りたい映画です。

私は常々、朗読や小説など想像に訴えるホラーが1番怖いと思ってて、映像主体のホラー映画は怖がるものでなく楽しんだり面白がったりするものだと割り切っていたのですが、本作のおかげで考えが変わりそう。ありましたね、怖い映画。それもとびきり面白いのが。

主人公肩に(目を凝らして見ないと分からないくらいさりげなく)手が乗ってたり、こっそり鏡に女の影が映ってたりと、ねっとり絡みついてくる湿度の高いJホラーの影響が見受けられる本作。そして轢いた女性が実は主人公の知り合いで、物語が進むごとに主人公に隠された闇が明らかになるという「心霊写真」にとどまらない背筋が凍るするほどの人怖展開が素晴らしい。

また主人公が体重計に乗った際に看護師が発するセリフや、子供の何気ない視線、そして精神錯乱した友人の意味不明な言葉などなど、、丁寧に貼られていた伏線がラストで回収され、容赦ない鬱ラストに向かってく感じが見事。あと、霊の残した意思がパラパラ写真で明かされるという、メインの設定が最後の謎を解く鍵になってるのも素晴らしい。とにかくホラージャンルの叡智が及ぶ限りやるべきことを全てやった感じ。

しかもそれだけのことをやっておきながら、物語として筋が通ってる。ストーリーが順調にスケールアップしてく中、きっちり描いた円の中に収まってる感じ。例えば冒頭の仲良し4人組会話、なんか下世話だなあと思って聞いてたら、その会話の内容まで伏線になってたとか、そんな感じにとにかく手が混んでる。こんな細部までこだわるなんて、作り手は(良い意味で)かなり神経質な人なんだろうなと想像する。こんな気の利いたホラー映画はじめて、、邦画でも洋画でも。

ただ惜しむらくは、効果音が少々うるさいこと。色々こだわりすぎて音小さくするの忘れちゃったみたい。まあ、Jホラーとハリウッドホラーが独自の塩梅でミックスされてるとか、良い風に言えなくもないけど。しかしジャンプスケアは多用されすぎると安っぽく見えてしまうのが難点ですね。正直、馬鹿にされてる感じも否めないし笑(効果音を大きくすれば犬猫でも怖がるというのはよく言われることですね)。黒沢ホラーみたいな大事なシーンで音を消したりする演出の方が逆に効果的なのではと思うシーンもしばしばあった。

それはさておき、本作は怖いから面白いんじゃなくて、怖くてなおかつ面白いのが凄いと思う。その2つって意外と両立しないものだから(怖くはないけど面白いホラーはハリウッドには山とあるけど)。今、素晴らしい作品に出会えた感動に包まれてます。とりあえずタイホラーの双璧をなす(らしい)「THE EYE」は買っちゃった。他にも沢山あるはずの素晴らしい作品を宝探しみたいな感覚でたくさん見ていこう。フフ。
タカ

タカの感想・評価

3.9
何を見せて何を隠すか視点が重要

ジャンプスケア心霊アタック映画
心臓に悪い…
非常に心臓に悪い…
悪魔というより心霊なのでキリスト教圏外の趣
心霊写真って万国共通??
なぜか日本特有のものと思ってしまっている
鏡越しや彼女に胴に回される腕
幽霊が見切れて映るのは邦画ホラー的
しかしガッツリ姿を見せて襲ってくるのは『呪怨』以降の影響が濃い
冒頭の車シーンから早くも飛び上がってしまう
「私はここにいます!」という承認欲求が強い幽霊は個人的にはそんなに怖くない
ただただサプライズにご執心なのはいただけない

抜かりないホラー演出
わざとらしいジャンプスケアはそんなに好みじゃないけど、この映画のタイミングは絶妙
常に気を抜けない緊張状態に晒される
嫌だな嫌だなぁ…
ハシゴの上下の追いかけっことか動きもあって一歩間違えたらコメディで笑えるけど、怖く感じるバランス感覚が絶妙
ストーリーに関しても目を離せない
人間の嫌な部分を絡ませてくれるのは気持ち悪くて良い

最後の体勢
そんな伏線張ってたの??
いや〜〜あの体勢だったらプロレスファン的にはケニー・オメガのフィニッシュブローを期待したい
クロイツ・ラスあるいは片翼の天使か
前屈み気味だからやっぱり片翼の天使かなぁ〜
あんなしつこいなら、物理の世界に引き込んじまえば良いんだ!
主人公にはぜひ片エビ固めでフォール勝ちしてほしい

このレビューはネタバレを含みます

2022年9月 新文芸坐で
・カメラを向けることの暴力性を感じた。相手をカメラの中に切り取って納めることの暴力性。基本的に今作においてカメラは主に男性のコントロール下に置かれ、心霊写真はその男性が意図して切り取った物の中に映り込む(=意図していない)ことによって主張をし、徐々にその主張がハッキリしていく事と、怪現象がよりフィジカルになっていくことはセットであった。
・また、ヒロインが手にするカメラは相手を切り取るカメラというよりは、相手のことを知ろうとするカメラであり、カメラを向ける事の意味が違っていた。そして真相を探る彼女のカメラによって今作はサスペンスとして進む。
・だからこその隠し撮りされていた瞬間のコワさがある。
・暗くなったスタジオでのストロボで一瞬だけ姿が見えるシーンが素晴らしい。基本的に結構ビジュアルで来る感じなのだが、ちゃんと見せない段取りを踏んだ上で見せている。
ぴよ

ぴよの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

(BD)
声出ちゃった。

このテーマで「暗室」から幽霊が出てくるのは正しすぎる。

轢き逃げしたら取り憑かれるので『アオラレ』みたいな運転マナー映画だと思ったら、それどころじゃなかった。

後半からどんどん伏線を回収していき、すべてが終わったと思ったところから更に畳みかけてくる欲張りセット。

被写体ではなく撮影者に問題があるというのも上手い。

タイでも「4」は縁起悪いのか。

レンタルできるけど絶対に家で観ないほうが良い。
タツノ

タツノの感想・評価

3.4
古き良きJホラーの要素をこれでもかと詰め込んだ良作。
どこかで観たことあるシーンだらけなのが逆に良いというか、タイ映画観てること忘れそうになる感覚が心地よかった。
CocaCorgi

CocaCorgiの感想・評価

3.5
死者が写真を通して何かを訴えかける。
カメラの持つ彼岸との繋がりを再確認する。鏡やらトンネルやら橋やら、向こうと繋がる系アイテムの話はシンプルに好きです。やっぱ繋がってるんだな、みんなそう思ってるんだなと思うと嬉しい。
カメラは時として、記憶とか感情とか想いを切り取ることがある。撮った写真を見て何かを感じるってそうゆうことなんじゃないかなと。
だから、この世にとどまっている死者が映り込んでしまうのには、納得がいくところがあって。その強い思念をも、切り取って写してしまう。だから、カメラはホラーの題材としてとても良い。
リメイク版にもあったけど、体重計のシーンがとても良き。見えてはいない、けど確かにそこにいる。この感性、素晴らしい。こうゆう演出がすごい好きで、これは色んな監督にもっとやってもらいたい所存。
Jホラーな風香る恐怖演出もビビり倒して、すごい楽しめた。
羊

羊の感想・評価

4.0
結構怖かったし、意外な展開もありドキドキしながら楽しめた。

Jホラーが好きな人はハマりそう。

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れた〜泣 やっぱこの監督の映画好みなのかもしれん。怖かった...汗 後に残るような、じわじわ来る怖さもめっちゃ好きだけど、お化け屋敷的なジャンプスケアも大好物。この心霊写真はずーんとのしかかるような怖がらせ方もしてくれて、何度も何度も驚かせてくるから凄い楽しかった。

友達の結婚式の帰り道に、カメラマンのタン(イケメン)とその恋人ジェーンは、突然飛び出してきた女性を車ではねてしまう。動揺してその場から逃げ去るタンとジェーン。数日後、タンが現像した写真に、女の顔が浮かび上がる。

主人公がイケメンなんだけど、場に流されちゃうクズって言うのが、めちゃくちゃ斬新。恨まれてもしょうがない行動をしまくってるから、相手の怨念の説得力が増して、「この主人公、絶対に助からんな...どんな地獄が待っているんだろう」という絶望感が凄い。

色んな不気味な心霊写真が出てくるけど、見せ方怖いし、心霊写真を結構詳しく説明したり、怪談的な雰囲気もあって、幽霊という不確かな存在に関してしっかりと考える時間を与えてくるの上手いなって思った。「幽霊は好きな人に会いにくる」。身内だったり愛する人とかだったらまだしも、過去に壮絶な別れ方をして100%恨みを持たれてる女性の霊って...
((((;゚Д゚)))))))

他の友達はどんどん死んでいって、主人公だけ散々ビビらされながらも、中々殺されない。最後建物から飛び降りて、頭包帯ぐるぐる巻きで精神病院にいる元イケメン主人公。「あぁこれが死より恐ろしい地獄か...」

トイレからにゅって手が出てトイレットペーパー渡すシーンは笑った。隣の部屋行ったらニューハーフが「せっかちねぇ」
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