アキラナウェイ

ドク・ハリウッドのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ドク・ハリウッド(1991年製作の映画)
3.2
久し振りに若かりしマイケル・J・フォックスを堪能すべく鑑賞。

ハリウッドを舞台にしたドクターの話かと思っていたけど、ハリウッドになかなか行けないドクターの話だった。

ワシントンの病院に勤める外科医ベン・ストーン(マイケル・J・フォックス)は仕事を辞め、ビバリーヒルズで高収入の美容整形外科医になる面接を受ける為、自動車で西海岸に向かう。ところが道に迷い、田舎道で事故を起こしてしまう。事故の代償として、医者不足で悩んでいた町の病院で無料奉仕する羽目に—— 。

今回のマイケルが演じるベンは"金こそ全て"で、周りからも嫌われる、ちょっとイヤな奴。BTTFのマーティをイメージしていると、そのギャップに脳がバグる。

彼が訪れたのは南部の小さな田舎町グレイディ。

夢に見たハリウッドの暮らしとは大違いの田舎暮らしに戸惑うベン。

いきなり湖で裸体を露わにするヒロイン、ルー(ジュリー・ワーナー)にはついつい画面を凝視しちゃう。鹿をハンターから守る為だと言って、森の中で放尿(マーキング)しまくる姿にはビックリ。なかなかにぶっ飛んでいる!!

ウディ・ハレルソンやブリジット・フォンダも出ているゾ。この頃のブリジット・フォンダが美人過ぎるゥゥ!!

何だかんだと足止めを食いながら、グレイディの町民達との触れ合いを通じて、本当に大切なものは何かに気付かされていくベン。

プロットの中で特段大きな山はないものの、やっぱり当時のマイケル・J・フォックスのビジュアルは最強クラスだし、お金で買えない幸せというテーマは現代にも通じるもの。爽やかにクスッと笑わせてくれる作品。

彼がパーキンソン病を患わらなかったら…。きっと素敵な役をもっともっと演じて、僕らを今でも楽しませてくれたのかな?なんて事も考えてしまう。