Minita

白夜のMinitaのレビュー・感想・評価

白夜(1971年製作の映画)
5.0
バトー・ムーシュのシーンが脳内連続再生する
中毒性のある不思議な、そして大好きな映画。
男女が寄り添うパリの夜の空気、
川面に映る揺らめく光、
ポルトガル語の歌、
マルトの白い裸体。
全てに滑らかな手触りを感じる。

久しぶりにスクリーンで見られて幸せ。
今回は橋の上での二人の会話に重ねて聞こえる、
近づいては遠ざかる足音にドキドキさせられる。
待ち人が来たかと思いきや素通りの繰り返し。

この映画には若い時の恋の
甘やかさ、無骨さ、愚かさ、残酷さが詰まっている。
Minita

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