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色暦女浮世絵師のimaponのレビュー・感想・評価

色暦女浮世絵師(1971年製作の映画)
3.6
嵯峨正子名義の山科ゆりがとにかく可哀想すぎるお嬢様。
小川節子が綺麗だし健気だし亭主に甘えたり拗ねたり可愛いなと思って見ていたがレイプリベンジの展開では怖ろしくなってしまった。絵師の女房だが父親が亭主の師匠だっただけに良血ゆえに春画浮世絵が上手、亭主は女房の下絵をなぞっているというかなりの屈辱感。
連続暴行魔、前野霜一郎。将棋駒柄の着物、赤い椿。表向きは堅物の若旦那。
曽根中生はデビュー作からしてからみシーンなどの工夫が冴えわたってる。
劇伴がバッハってのも良い。
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