BouzuMiura

色暦女浮世絵師のBouzuMiuraのレビュー・感想・評価

色暦女浮世絵師(1971年製作の映画)
3.5
アマプラ。
「いちどは行きたい女風呂」でのヒッピー役がハマってた前野霜一郎さんがリビドーに従順なサイコレイピストを素晴らしい力演で魅せる時代劇。

そんな前野氏にうっかりレイプされてしまい性の世界を垣間見ることになる純朴な絵師の妻。妻がレイプされたことをきっかけに貧しい絵師はその鬱屈を男女の秘め事を描くことで春画クリエイターとしての創作意欲をスパークさせるが、なにせそちら方面には奥手な朴念仁。そんな旦那のために妻はラブホテル的な施設で仲居さんのバイトをして情報収集(客室の覗き笑)して創作活動に助力するのだが…

時代劇でポルノでレイプリベンジ物なのにそこはかとない詩情を感じさせる名作。「電撃!ストラダ5」の山科ゆりさんが出てるはずなのに気づかず見終わってしまったので切腹したいけど曽根中生監督の「博多っ子純情」「ワニ分署」「フライング飛翔」を見るまでは死ねない。
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