GAO

イントレランスのGAOのレビュー・感想・評価

イントレランス(1916年製作の映画)
4.0
良かった。
ただいかんせんトーキーなので画面に張り付いてないといけない笑。作られた年は私の祖父が生まれる前年か。

4パートで徐々に話が進んでいく。
バビロン編と現代編に特に力を入れていた気がする。特にバビロン編のビジュアルの豪華さすごい。セットやばいでかいし豪華。
こういうセットやってみたい。めちゃくちゃ好き。そもそもバビロニア帝国の装飾好き。

話としては、不寛容さに対する嘆き、愛についてなんだが、時代背景とか考慮してもわかりづらい部分あるかな。イエスパートがちょっとしか出てこない。自分の中でバビロンが滅ぼされた件に関してだけ不寛容さにあまり関連させて考えられなくて。キュロスは一度バビロンを攻めたが、突然撤退して数年後?だったか…にまた攻めてきてそれによりバビロンが崩落したんだったか。
バビロンの退廃的な描写も甘かったかな。
女性の売り買いは腹立たしいが、山女的な人戦ってカッコ良い。この世界観はこの映画が作られた時代にもあったのか。

最後死にゆくものも救われるものもいて、感慨深かった。
歴史に残る素晴らしい映画でした。

映画「バビロン」に関連してるかと思ったけど、私としてはトーキーと画面の構成以外はあまり関連性ないかなと思ってしまった。
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