このレビューはネタバレを含みます
モノクロの緑あふれる水辺の風景が光の飛沫に満ちて美しい。
足の怪我でバレリーナを断念したルートは、夫バッティルとともにイタリア旅行から列車の個室を借りて帰ろうとしていたが、昔、結果として不倫してしまったときの悪夢が思い出されてイライラしている。バッティルも後ろめたいことがありうなされながら眠っている。
話は変わり、ルートのバレリーナ仲間だったヴィオラは、恋にやぶれ、バレエ学校時代の女性の友人とあうが、酒にタバコ、荒んだ生活に(おそらく)自殺する。
話はルートたちに戻り、バッティルはうるさく話しかける妻をワインボトルのようなもので殴り殺す夢を見る。検札で目が覚め、彼はルートに謝り、ルートは優しく受け入れて抱き合う。
…夢なのにバッティルは律義だなぁ。ふたりが立ち直れそうでよかったけど。