Bob

ビートキッズのBobのレビュー・感想・評価

ビートキッズ(2004年製作の映画)
4.0
このビートキッズとスクールオブロックが僕の青春でした!

リズム感に長けた主人公が、天才音楽少女に見初められ吹奏楽部に入部、その後ビートキッズという青春ロックバンドを結成するというお話。
前半は吹奏楽、後半はバンドメインの青春音楽映画です。

主演は今は解散したハングリーデイズというバンドのドラマーと相武紗季。
ハングリーデイズの他のメンバーもビートキッズとして出てます。
彼らは当時一部の若者に人気があって、16歳だった僕もファンの1人でした。
皆素人なので演技は仕方ないとしても、元々ライブメインのバンドだけあってライブシーンはかなりの完成度です。
劇中の楽曲も全て彼らが作詞作曲しており、一時期大人気だった青春パンクバンド、ゴーイングステディをよりポップなメロディに、歌詞も真っ直ぐにしたといった感じでしょうか。

顔を上げて笑おう心から
とか
生まれてきてよかったな
とか

とりあえず元気出ます。

話は飛び飛びで説明不足かと思いきや口でサクッと説明台詞が入ったりと、今観ると粗めの造りですが、音楽の勢いと若さ溢れる雰囲気で最後まで観れるんじゃないかと。
特に終盤のライブは迫力があって、今観ても若いって良いなぁ音楽ってハンパねーなーと思います。
見せ方も焦らして焦らして…きたー!みたいな。当時は鳥肌モノでした。

脇もトヨエツ、余貴美子、桐谷健太、中村雅俊、渡辺いっけい、カメオで陣内智則とそこそこ豪華。

今思えば劇中のあるシーンはバックトゥザフューチャーと似てて、意識してんのかなーと思います。してたら嬉しい。

とりあえず、当時の相武紗季やハングリーデイズにしか出せないフレッシュさが詰まった良い感じの青春映画だと思います!
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