俳優陣の演技良し。
ゴジラの迫力良し。
劇伴も良し。
大まかな話も良し。
なのに脚本がところどころでゴミウンチで台無し。
俳優陣のレベルに山崎貴の脚本レベルが全く追いついてない。
演者の迫真の演技と安っぽい台詞のコントラストに寒気がしました。
中でも後半のゴジラ掃討作戦の場面はひどい。
ゴジラを倒す為に志願したモブ達が寄ってたかって作戦にケチ付ける所は目も当てられない稚拙な演出。
お前ら自分で来たくせによく言うぜと。
案の定「それでも俺はやる!」
と1人が言い出せば直前まで反対してたモブが
「仕方ねえ、やってやっか!」
「やってやろうぜみんな!」
となるクソみたいな手垢演出。
文化祭の出し物でも決めてるんですか?
戦争で死んでくる事を美徳とするような描き方も気に食わない。
特攻から逃げ、その先ではゴジラにビビった結果味方を大量に死なせた神木が出兵に憧れる山田裕貴に鬼の形相で怒るシーンも違和感でしかない。
逃げた人間の言葉って刺さらないですね。
ゴジラが蹂躙する場面があと20分、いや10分もあればその辺のマイナスも緩和されてたのに。
アカデミー賞も超短いゴジラのシーンを少ない予算でうまく見せたというコスパの良さが評価されたんじゃないすかね。