まおしお

レッド・サンのまおしおのレビュー・感想・評価

レッド・サン(1971年製作の映画)
4.1
昔、話題になった記憶はあるが観て無い気がして録画して観た。
そう!
C.ブロンソンにA.ドロンに私からすればちょっとピークを過ぎた(と思っていた)三船敏郎のビッグな俳優揃い踏みの映画。

西部の列車強盗と遭遇した日本の侍一行。その設定もビックリなのに、贈り物の“帝の刀”を奪われた三船さんと横取りされた金貨を取り戻したいブロンソンと、2人で7日間の旅をする。
これがまた、すごく面白い!
三船さんとブロンソンの身体を張った駆け引き。
まず日本人は力負けと思いきや負けていないのです!三船さん、強い!カッコイイ!
また言う事も良い。心に響くのです。
脚本はちゃんと武士を、日本人を敬意を持って描いている。
当時は日本がぐっと右肩上がりで、世界に一目置かれるようになった頃だったのか?

三船敏郎の俳優としての実力がはっきり分かりました!顔付き、繊細な表情、声の強さ。乗馬も上手い!剣道、柔道、立居振舞。目を見張ってしまいました。
ドロンも嫌な感じたっぷり!W.アンドレス?も出てました。
夕焼けの山を見て「故郷に似ている、、」とか「もうすぐ武士の世の終わりが来る、、」みたいなセリフのシーンにはウルっときてしまった!

遅ればせながら、黒沢明が三船敏郎を使っていた理由がこの映画で判明。
三船さんに敬意を表して星🌟1つオマケです☺️
まおしお

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