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泥の河のchiのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.0
Netflixが私にこの映画を何度も薦めてくる(マッチ度99%だった)ので、漸く鑑賞。

初めて白黒映画を見た。自主製作とは思えないクオリティ。名作と言われるのも納得。
1981年の映画なのか。1950年も1981年も生きていないので知らないけれど、戦後の感じが画面全体から感じられる。この映画が1950年にリアルタイムで作られたのではなく、1981年に作られたことも評価ポイント。
この時代のことを知らなかったので、いろいろと衝撃だった。この時代の人たちってどうやって生きていたのだろう。馬車に轢かれたり船から落ちたり、死も身近だったのだろうか。この貧困の時代から高度経済成長を経て現代に来たのかと思うとすごいな。

子どもの目が印象的。何も言わなくてもその目で感情が伝わってくる。
父と母も含めた温かい交流があってからの別れ。じーんとしました。

男と男の約束は守れよ。
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