ゆき

泥の河のゆきのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.0
目線

モノクロの中でも、すごく眼が活きている作品でした。
あの時に囚われた大人たちと目の前の現実を見て生きる子供たち。
目線が違うけれど同じ世界を生きている不条理。
生命の終わりがなんともあっけなく訪れる日常。
名作とされるものはいつ見てもきっと古びないんだろうなあ。
×××
昭和三十一年。食堂を営む両親と暮らす少年。彼はある日喜一とである。喜一は母と姉と舟で暮らしている。大人はその舟に行ってはいけないという。しかし、少年たちは共に過ごしひと夏の経験をする。
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