ゾウさん

泥の河のゾウさんのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
3.4
第13回太宰治賞受賞の宮本輝の同名小説を、これが監督デビューとなる小栗康平が映画化。河口の食堂に住む少年と対岸に繋がれた船で売春を営む母を持つ姉弟との出会いと別れを軸に、社会の底辺で生きる人々の姿をきめ細やかに描いた人間ドラマ。日本が高度成長期を迎えようとしていた昭和31年。大阪・安治川の河口で食堂を営む板倉晋平の息子・信雄は、ある日、対岸に繋がれているみすぼらしい船に住む姉弟と知り合う。その船には夜近づいちゃいけないと父からは言われていた……。
2022.10.23
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