ゾウさん

ソウルメイト/七月と安生のゾウさんのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
3.3
「少年の君」が第93回アカデミー国際長編映画賞にノミネートされたデレク・ツァン監督が、同作の前に手がけた単独監督デビュー作。「少年の君」にも主演したチョウ・ドンユイが今作でも主演を務め、中国の作家アニー・ベイビーによるネット小説を脚色して描いた青春映画。上海で穏やかな生活を送っていた安生(アンシェン)のもとに、人気のネット小説「七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」を映像化したいという映画会社から連絡が届く。小説の作者は七月(チーユエ)という名の女性で、「七月と安生」は彼女の自伝的要素が強い作品だった。しかし、チーユエの所在が不明のため、映画会社はもうひとりの主人公・安生のモデルと思われるアンシェンを捜し出し、コンタクトをとってきたのだ。そんな彼らに対し、アンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と嘘をつく。だが本当は、アンシェンにとってチーユエは特別な存在であり、かつて2人はかけがえのない親友同士だった。やがて、小説に描かれた2人の物語に秘められた、驚きの真実が明らかになっていく。「ラヴソング」「最愛の子」などで知られるピーター・チャンがプロデューサーを務めている。
2024.04.13
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