やすのり

シャインのやすのりのレビュー・感想・評価

シャイン(1996年製作の映画)
5.0
 悲愴…、
 青年期のデヴィッド・ヘルフゴッドは、家父長制ありきの傲慢な父親に縛られ、翻弄され…ただピアノの眩しい音色だけに救われている
 心の闇を演じたノア・テイラー、壮年期のジェフリー・ラッシュへと繋ぐ演技は秀逸過ぎです!

 紆余…もしくは自由…、
 病の症状は、煩わしいのかもしれないが、ピアノから離れた彼の表情は、のびやかで開放的で、
 それでも、音を欲する葛藤が少しづつ溢れてきて…
 ワインバー“リッカルドス”での演奏はトリハダでした😚
 紆余曲折…
 波乱の人生で、父親からの愛情、良き理解者ギリアン、オーディエンスの喝采…
 おおらかなものに包まれたラストのデヴィッド・ヘルフゴッドの後ろ姿が実に良いのです…
 ジェフリー・ラッシュの怪演、いや快演でした!

  鑑賞後、YouTubeで実際の彼の演奏を愉しむのも一興!
 めっちゃ楽しそうにプレイしてます🥳


 …追、
 父親、実際のピーター・ヘルフゴッドはここまで傲慢ではなかったそうです…
 愛情表現が不器用だっただけ…かもね🤗
 
 
 

 
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