ラストの衝撃たるや…
思いがこみ上げてくるように、淡々と口にする彼らの名前よ…
造語、
生きる為の造語、
記憶し会話になり得る語根創造、
偽の言語はいつかは破綻し、最悪の結末を迎えそうで……迎えない‼
冷血漢コッホ大尉は、チョロいのか、お人好しなのか、さもなくば純粋なのか…
最悪の結末を迎えるのは彼であり、その様は滑稽でもあり、気の毒でもあり……
ユダヤ人迫害の時代背景ではあるが、残虐性は控え目
ナチス兵士のピックニックランチだったり、女性兵士の恋バナ、三角関係、卑わいなチクリなど軽く入れてくる穏やかさと、偽ペルシャ語がいつかはバレるの緊張が、絡み交錯しつつも……
ラストが、
やはりこれはホロコーストの悲劇なのだ、と思い知らされる作品でした……