ミミック

キツネとウサギのミミックのレビュー・感想・評価

キツネとウサギ(1973年製作の映画)
3.7
有名なロシア民話をもとにユーリー・ノルシュテインが演出した紙芝居風なコマ撮りアニメ。
分かりやすいおとぎ話に画面のリアルな質感や装飾の組み合わせが味を出してて好き。
泣き虫なウサギの家が強い女キツネに乗っ取られ、困り果てたウサギは体の大きな動物たちにお願いして回る。
オオカミはキツネの一喝でひるみ、クマは花冠をこしらえるのに夢中、牛に至ってはなんの説明もなく全速力で駆け出して消えてしまう始末。
それに引き換え、ゆっくりとパイプを燻らせて威風堂々とキツネに立ち向かうニワトリの心強いこと。
結局、見た目ではその人の本質はわからない。
そもそもの発端は、最初にウサギがキツネを煽ったのがいけなかったんじゃないのか。
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