なちゅん

ダークナイト ライジングのなちゅんのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
4.3
3部作の最終章としてはかなり良かったと思う。ジョーカーとの戦いを描いた2作目のダークナイトの評価が高く、かなりハードルも上がっていたと思うけれど、それでこのプロットと結末。素晴らしかった。

そっか、ゴードンは知らなかったんだと気づく。確かに彼は知りようがなかった。でも父亡き後のブルースにとって唯一無二のヒーローだった。
とにかく泣いた。アルフレッドもちゃんと救われてよかった。バットマンの偉業ではなく、ブルース・ウェインの「大切な人」が救われたことにスポットを当てているのが良い。そしてブルースが救われていることも。

駄作が1本もないトリロジーは珍しい。
それはブルース・ウェインという「人」の歩みを、そこからブレることなく描いたからじゃないかと思う。
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