あ

ケーブル・ガイのあのネタバレレビュー・内容・結末

ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます


新生活を始めたスティーヴンはケーブルガイのチップと出会った事で次第に彼のペースに飲まれていく。
ジム・キャリー主演のブラックコメディ映画。

幼い頃の孤独の記憶がチップを狂わせた。

チップが電波台から落ちる直前の台詞
『誰かがTVというベビーシッターを殺さなきゃ。』
これは勿論自身のことを踏まえて言っているのだが、
視聴者に向けて 友達を大切にね。というメッセージでもある。

チップは不器用が故に他人への愛情の伝え方が少しずれていただけ。

変わったやつから次第に狂人であることが解っていくのだが
今までのただ笑わせるコメディではなく、ちょっとホラーサスペンス要素が組み込まれており個人的にはジム・キャリー作品の中でも上位に食い込む、ジム・キャリーのおちゃらけだけで無く物語自体も面白い作品。

テーマとして友達への執着という点では『20世紀少年』に類似する。

公開当時、興行的にやや寂しい結果で終わったらしいが今作の最後のヘリの場面でチップはまた新しい友達候補を見つけているためケーブルガイ2を観てみたいとこではある。
ジム・キャリーの引退が悔やまれる。
あ