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シマロン・キッドのmat9215のレビュー・感想・評価

シマロン・キッド(1951年製作の映画)
4.0
無駄なく簡潔なストーリー展開。拳銃を抜いたり、コップで水をかけるといった瞬発的なアクションのキレの良さ。機関車庫の立ち回りの空間把握とターンテーブルの緩慢な回転。登場人物たちがみな個性的で、中でも情報収集で活躍するシマロン・ローズにはやられた。金塊強奪の話を持ちかけた男の風評を探るために男の知人から話を聞き出す。また恋人が射殺されたのを見るや二頭立ての馬車を駆って駅に向かい、電報を打たせた後にやっと涙を流す。しびれる。メキシコ系の設定だけど、演じたイヴェット・デュケイという人はフランス・マルセイユ生まれとのこと。
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