おだんごぱん

ディファイアンスのおだんごぱんのレビュー・感想・評価

ディファイアンス(2008年製作の映画)
3.7
第二次世界大戦下のベラルーシ。ポーランドと旧ソ連に挟まれた国。

1941年、ユダヤ人への迫害が本格化してきた頃、両親を殺され森へ逃げ込んだビエルスキ4兄弟の闘いのお話。実在した人物らしい。

初めは少人数だぅたのだが、行き場を失ったユダヤ人達が集まってくる。寒さや食料不足、チフス、敵からの攻撃などと闘いながらの生活。リーダーとしての葛藤や困難が描かれる。

この戦争で、パルチザンとして実際に銃を持って闘ったユダヤ人のお話に触れたのは初めて。当時、色々な闘いがあったという事を改めて知らされた。

対ドイツ軍だけでなく、ソ連軍、ドイツ軍側につくユダヤ人や隣人たちなど、土地柄独特の複雑さもあって、考えさせられた。

また、同じく森で避難生活を送る同胞たちの間でのいざこざも痛々しいものがあり、人間関係の大変さを改めて感じた。