歯科医のミシェル・ピコリが日本製ラブドールちゃんに恋をするお話🧡
OPから『こわれもの注意』の日本語ダンボールにニンマリ。ラブドールちゃんと歯医者さんごっこしたりワルツ踊ったり、かなりマニアックでシュール😂しかもピコリの母までもがラブドールにドレス着せてお喋りしたり、嫉妬した嫁がドールと同化したりしてオモロイ！！愛するラブドールちゃんがレイプされ、興奮し嫉妬するピコリの狂気がただただサイコーです

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冷え込んだ夫婦生活に苦しめられている歯科医師（ミシェル・ピコリ）が、日本から取り寄せた高級ラブドールを溺愛してしまう。刺激的な性生活を追求する男の顛末を描いている、エロティック・ドラマ。フランス、スペイン、イタリアの合作。

端的に述べると、「物言わぬ人形」に対して理想の女性像を投影してしまう系統の偏愛ドラマ。白人女性を模している日本製のラブドール（材質はポリウレタン）をゲットした中年男が、ウキウキ気分で新しい性生活を開始する。

ラブドールの存在に慄く者がおらず、皆冷静に対処するところが醍醐味。話し相手として受け入れる母親、夫の心を取り戻すために人形のモノマネをする妻、ドールとの同棲を支えてくれる使用人など、微笑ましい艶笑喜劇の雰囲気に満ち足りている。

終局では、理想と現実の狭間に陥った主人公が死に急いでいくパターンに突入。現実を見ると、理想に逃避したくなる。理想を求めると、現実が苦しみを与えてくる。同時期の日活ロマンポルノと完全に被っている結末に普遍性が感じられる。