風来坊

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンの風来坊のレビュー・感想・評価

5.0
既に慣れてしまった感はありますが、相変わらず見事なSFXで迫力のある映像を見せてくれています。
特にガラス張りのビルのシーンは凄く迫力があって画面に釘付けでした。

前2作でヒロインを演じたミーガン・フォックスさんから本作でヒロインが変更。当時は監督のマイケル・ベイと喧嘩したとか、人種差別発言でスティーブン・スピルバーグさんが激怒したとか言われてました。
実際はミーガン・フォックスさんが役のイメージから離れ過ぎたためらしいです。噂の方はミーガン・フォックスらしいと思うけど、実際の理由の方が役者としてダメージだと思う(笑)

でも今作のヒロインのロージー・ハンティントン=ホワイトリーさんはスタイル良いけどって他のレビューでは叩かれてましたが、個人的には確かに印象は薄いけど良いと思う。しかし…名前が長くて言いにくい。
他には大物ジョン・マルコヴィッチさんがチョイ役で出ているなど俳優陣も豪華。

ただマルコヴィッチさんはチョイ役過ぎてあまり印象にありません…。
サムの怪しい同僚を演じた俳優さんの方がいい味を出していました。
ストーリー的には相変わらずのオートボットとディセプティコンの戦いとそれに巻き込まれながらも戦う人類の話。前二作のギャグや下ネタが多かったのに比べるとかなり硬派になった印象。

間接的にしか無かったディセプティコンの人類への虐殺も描いていて、ディセプティコンの凶悪さを出していて良かった。
これにより人類も立ち上がらなくてはいけない理由が強調されて良かったと思います。アポロ計画を話しに絡めたのも面白かった。

シカゴが攻撃されますけどオートボット達はその前に防げたんじゃね?とツッコミ入れました(笑)
まあベイさんの映画なので野暮ってもので、ツッコミどころを楽しみながら観るものですね。

オプティマスは相変わらずカッコいい。
特に今作はその優しさの中に残酷さもあって、敵には容赦しないみたいな感じがよく表現されてました。
でもオプティマスのカッコよさが目立って、他のオートボットはあまり目立ってなかった感じが…。

中盤からラストまでの怒涛の展開やラストの対決に痺れました。
これぞ娯楽映画って感じで非常に楽しめました。
最新作は製作には居ますけど、マイケル・ベイ監督じゃないんですよね…。
正直、ベイさんが監督じゃないトランスフォーマーに興味はないです(笑)
風来坊

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