予想以上に面白かった。舞台が第二次大戦時代というのも他作品と違う方向だし、ナチスとの戦争と並行して描かれている設定も重みと見応えがあった。ヒロインになるペギーも気が強いタイプの王道ヒロインでかなり良いので、ラストのキャプテン・アメリカの「デートの約束がある」というセリフがかなり切なくグッと響いたし、時代設定的に予想は出来てしまうけど、ハッピーエンドではなく何か無情を感じる結末も予定調和を裏切っていて素晴らしい。友人のバッキーやトミー・リー・ジョーンズ演じる大佐などキャラクターの人物像もしっかり描かれていて楽しめた。アクションも特撮的な格闘アクションと盾ブーメランの2点集中という感じで、変な派手さがなくて、超人をやり過ぎないというか、近い距離感で楽しめた。
