かがみまち

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーのかがみまちのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャプテン・アメリカがどうやって生まれたか、に対するアンサー映画として見ると、非常に面白かった。
特に主人公のスティーヴが、あんなにガリガリでひょろっちいのに、それでも「絶対に諦めずに立ち向かう」「負けなければ勝ち」「死ぬのなら戦場で」というような、いわゆる真面目すぎて頑固すぎてそら戦場で死ぬだろうな、という生真面目さが透けて見えるところが魅力的だった。
彼を変えてくれた博士の死に相対して、「変わるな」という言葉を踏みしめてる感じが、すごく実直で馬鹿真面目で親しみを感じる。
バッキーとの友情も最高だったし、カーターとの本物のパートナー云々のやりとりが最高すぎた。良い。良いぞスティーヴ!!
戦闘シーンは派手すぎず、あくまで超人的な肉体を得た人間として描かれてて、かなり好みだった。強すぎるのでもなく無敵なのでもなく、人間として強い感じがかっこよかった。キャプテン・アメリカって、ヒーローというよりキャプテンなんだなともおもう。精鋭部隊との関係も魅力的。
結末はあまりにも切なくて思わず呻いてしまったが、何か救いがあることを祈ってる。