このレビューはネタバレを含みます
「Flowers for Algernon」
ダニエル・キイス原作(SF小説)
知的障がいを持つチャーリー青年は
小さな子どもの心を持つ優しい性格だった
知能指数を高める手術を…先に動物実験を行なったハツカネズミのアルジャーノンと迷路実験で競争し、以前から賢くなりたいと思っていた彼は臨床試験の被験者第一号になった…
実験は成功したかのようだが…
辛い現実を知ることにもなり、本当の幸せを問うことにもなってしまう
この映画の中では、母親の話を聞かれると…ほんの一瞬、目線だけで確執があったことを描いている(素晴らしい演技)
私は、脚本 野島伸司・主演 山下智久 ドラマ版をがっつり見ていたので、主人公と母親(妹も)の確執の問題に物足りなさを感じた
原作にも そこは青年が賢くなりたいと願う理由の原点になっていると思う
今作のところどころに"時代"を見ました!
特にびっくり! 1968年部屋を占領するコンピュータの大きさ!(◎_◎;)
全編セピア色…淡く柔らかい映像に見える
ネオンの「LOVE」笑
そして…
科学実験は失敗……
アルジャーノンには死が訪れ
知的障がい者の立場を知ってしまったチャーリーは自ら障がい者施設へと…元の「場所」に戻っていく
(2006年フランス版映画もFilmarksで見つけましたが…ストーリーは多くの改変があるそうです)
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原作の締めくくり
チャーリーの残したメッセージ
「どうかついでがあったら、うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください」
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