今や大御所 ジェット・リー（リー・リンチェイ）が、主演デビュー作 として、恥ずかしい位のニキビ面の少年みたいに。
武闘家の体育会系だった彼が 原点にあったんだ～ の 感動。
戒律の厳しい 武道流派でもなく 禁欲的な修行僧でもなく "少林寺"を 娯楽的に扱い、むしろ 格闘シーン は、武闘よりも舞踏として 成立させてる。
タイアップ的な 日本少林寺拳法からも 山崎博通 の オープニング解説にて登場。
中国語の 『ハイッ ハイッ ハイッ』って、掛け声 何なんでしょうね？
中国の"犬"を食べる 食文化は あれど、俗人だった主人公が 恋仲みたいな娘のペットを殺してしまい どうせなら食べてしまおうと、師父・修行僧達も巻き込んで 『厳しい武闘修練には スタミナが必要だよ～』と 明るく食べちゃう展開が、"悪政に苦しむ民の開放"なんて 吹き飛ぶストーリーの中心に。
パイ（師父の娘・白無瑕）役の ティン・ナン（丁嵐）の 当時の美人像にも笑えるし、
放任主義で 只 優しいだけの "管長（方丈）"と 俗人的な 中間管理職みたいな "曇宗和尚" との絡み に、両者の 修行を経た "徳"の様なモノを 一切 感じさせない 不思議さ。
当時、 本家 ”少林寺”から クレームが 無かったのか～？ の可笑しさ でした。
新宿武蔵野館 4Kリマスター版 2022/5/4
