Akiramovie

オッペンハイマーのAkiramovieのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2
昨年、物議をかもした『バービー』との同時期上映での興行人気で、
やっと観れた感。
でも、同一の観客が観たと思われないジャンルの違い。

単純な反戦メッセージでなく、政財学界での 人間の汚い エゴ・嫉妬心を描いた意味で、原爆の悲劇は戦争というものでなく人間の持つ愚かさの結果かと思い知らされる。
原爆の悲劇は "閃光"を効果的使い間接的に表現。
しかし、アメリカという国は 何と如何わしいだろう! という感想。
アインシュタインも含め、物理学者の多くのユダヤ人って、頭いい。

いくつかの印象深い台詞にも。
オッペンハイマー:『日本人にとって イヤなこととなった。』
トルーマン大統領:
『原爆投下の責任は、それを作った者でなく、命じた者にある。』
『あの泣き虫とは、二度と顔を見たくない。』

J・ロバート・オッペンハイマー役 "キリアン・マーフィー"は、
本人に似ていて、あの『プルートで朝食を』の女装青年の化け具合。
アメリカ陸軍の将校 レズリー・グローヴス役の"マット・デイモン"
も、凄く化けてる。

今回、資料を読んでみると"レズリー・グローヴス"を、主人公に作品を
作っても。

2024/4/3 TOHOシネマズ横浜
Akiramovie

Akiramovie