りょうすけ

アビスのりょうすけのレビュー・感想・評価

アビス(1989年製作の映画)
3.8
「アビス」

長年Blu-rayが発売されず、最近になって綺麗な画質のものが配信開始したジェームズ・キャメロン監督作品「アビス」をAmazon Prime Videoにて初鑑賞。

アマプラで配信されているバージョンがどれくらいのスペックのものなのかはわからなかったが、映像はBlu-rayと同じレベルには綺麗だった。

先日、東京コミコン2023でマイケル・ビーンとお会いし、写真を撮らせていただいたこともあり鑑賞した。あまり内容に触れるとネタバレになってしまうが、東京ディズニーシーのアトラクションの「海底二万マイル」を想起させる様な面白い映画だった。

「ターミネーター2」よりも前に作られた作品で、「どうやって撮影したんだ?」と思うようなシーンの連続。とても1990年より前に制作された作品とは思えない。この作品があって「タイタニック」や「アバターWOW」があったのだなと思うと感慨深い。

物語自体は言ってしまえば有りふれた海底パニック映画で、清々しいほど善と悪との区別がはっきりしているが、これくらいの方が逆にいいのかもしれない。

というより、この時代のアクションやSFはこれくらいハッキリとした役割分担の作品が多い気がする。

ストーリー自体は「午後のロードショー」クラス、映像は一級品なので、「タイタニック」や「ターミネーター2」のように3D版でもいいからどっかのタイミングで劇場公開、出来ればIMAX上映をお願いしたいものである。

同監督の「トゥルーライズ」も最近になってかなり画質の良いものが配信されている様なのでこの機会に鑑賞してキャメロン監督作品を制覇しようと思う。
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