ENDO

ボヴァリィ夫人のENDOのレビュー・感想・評価

ボヴァリィ夫人(1933年製作の映画)
4.0
再婚した2人が窓枠から黒い幌の馬車を見つめる、そのまま馬に向かって、奔放に外へと駆け出すエマ、それを追いかける夫にピントが送られる。『ピクニック』の構図と重なる、ルノワール 印のショットに感動。次のカットで2人の恋は暴力的なまでに冷め切っている。エマ役のテシエさんの豊満な肉体は死から程遠い様に見える。金の切れ目が縁の切れ目。行商人の歌は2度、レオンとの蜜月と彼女の死の床で鳴り響く。大袈裟。
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