健多郎

呪怨の健多郎のレビュー・感想・評価

呪怨(1999年製作の映画)
3.5
怨みの連鎖が始まるはなし

もはや説明の必要もないくらい有名なJホラー、呪怨シリーズの(『呪怨』というタイトルを冠した作品での)1作目
かなり久々に鑑賞しましたけど、まぁ怖いですわな
後に劇場版が作られ、清水崇監督の出世作になったのも頷ける出来

特に音の使い方が秀逸だと思います
本作はJホラーで異例なくらい幽霊がバンバン出てきますが、洋ホラーや安い邦ホラーにありがちな大音量で驚かす手法を全く使わないんですよね
伽椰子の独特な「ア゛ア゛ア゛ア゛」といった声や猫の鳴き声、建物の軋む音などの静かな音で不快感を煽り恐怖を増してくる…
Jホラーのお約束を破りながらもしっかりとJホラーらしさを残していると思います

呪怨シリーズはビデオ版、ビデオ版から続く劇場版2作、ハリウッド版1作目くらいしか観てませんけど、この中だと個人的にはやっぱり本作が一番怖いですね…
まだ幼さの残るメチャクチャかわいい栗山千明様がいなければもっとビビっていたことでしょう

と、ここまで書いてビデオ版2作目を観てない気がしてきた…
もしくは観たけど完全に忘れてるか…
明日借りてこよう!
健多郎

健多郎