みんと

マルティナは海のみんとのレビュー・感想・評価

マルティナは海(2001年製作の映画)
3.7
ジャケに惹かれて鑑賞するも、なかなか刺激的で衝撃的、されど詩的でもあると言う感情が落ち着かない作品だった。

共感の余地など全く無いし、賛否も否めないところだけれど私は意外にもハマった。

コレはもう主役レオノール・ワトリングの“美”を思いっきり堪能する作品でもある。美しい、とにかく美しい。
パーフェクトなボディに気品すら感じる顔立ち(行動は些か大胆だけど)惜しげも無く何度も披露する美乳には男性ならずとも悩殺。メイクにファッション、とりわけパープルが良く似合うし、派手なメイクも嫌味がない。もはや万人が落ちちゃうレベルの魔性じゃないかな?

愛欲に溺れ、後戻り出来ない三角関係の愛憎劇の成れの果てとは…?言葉にするとなんともチープだけど、まさしく『マルティナは海』を思わせる神話的で詩的なフレーズにすっかり冷静さを失い気持ちが流される感じ。

元夫も現夫もちょっとずつ惜しい感じがまたマルティナの存在感を押し上げてると言うか引き立ててると言うか、、、
既に序盤のあのシーンで直感するものの、魔性の開花から全開へと変貌ぶりは目を見張るものがある。

そしてワニ、何故ワニ?なるほどワニ?🐊笑

フランス映画のアンニュイさとはひと味違う情熱的で盲目的しかも破滅的な愛にすっかりやられた。
みんと

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