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E.T.のmiumiuのレビュー・感想・評価

E.T.(1982年製作の映画)
4.5
名作を初鑑賞。
ほぼ全編にわたってジョン・ウィリアムズの音楽が流れて「映画を観た!」という満足感に浸らせてくれる。

両親が別居中で、母や兄妹と仲良く暮らしつつ孤独感も覚えるエリオットが、宇宙人E.T.にシンパシーを感じ、彼を助けて故郷に帰そうと奮闘するストーリー。

悪い大人やいじめっ子が出てくるのかな? と思いきや、割とみんな普通にイイ人だった。
主人公のエリオットとお兄ちゃん、年齢差があるから置いてけぼりのエリオットは寂しい思いをするけど、普通にイイお兄ちゃんじゃないか。
ドリュー・バリモア演じる末っ子の妹もめちゃ可愛い。
そしてエリオットが3人兄弟の真ん中設定なのはなかなか面白いポジション。


感動シーンが多い中、有名な自転車フライングシーンは胸熱!
今と比べると時代を感じるけれど、それでも違和感のない映像技術がすごい。
ラストでエリオットとE.T.が交わす言葉は友情ストーリーのお手本のよう。種を超えた2人の友情に涙、涙だった。
スピルバーグ監督はやっぱりすごいな!
(長らく1位だったE.T.の興行成績記録を塗り替えたのが、同じくスピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』というのもすごい。)

(追記)
午前十時の映画祭10+ で念願のスクリーン鑑賞。
子どもの頃タイミングが合わず、ずっとTV放送すら見逃してきた作品。
大人になったいま観るからこそ英語の台詞もある程度わかって理解が深まった。
エリオットとE.T. そして鉢植えの花の繋がりなど、大人になった今だからこそ考察できる部分もあり。
自分にとっては今観るタイミングの作品だったんだなあ、と改めて実感できた。
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