この世で最も好きなドキュメンタリーで、今後これを超えるものは現れないだろう。
プロレス者にとって色んな意味で大事件だった「ミスター高橋本」の出版以前にも、プロレスの味方たちによって「プロレスはショーである。 ショーとイカサマは違うのだ」という提言がなされてはいた。
では、プロレス的文法におけるショーとはなんなのか?? イカサマほど蔑まれない理由が何かあるのか??
それをもっともプロレス的ロジカルで鮮やかに映像化してみせたのが本作である。
観ていない人は、観て欲しい。
映画は映像芸術。私が万の言葉を尽くしても、この衝撃は表せない。
ただ一つ。
あえて一つだけ見解を言うならば。
プロレスを見ずに生きる人生は寂しい。