なんて中毒性のあるカルトミュージカル!
「オペラ座の怪人」「ファウスト」等が下敷きとなったロックミュージカルを遂に観ました。
1970年代を舞台に、音楽業界の裏の世界が描かれる。
復讐に燃える作曲家"怪人ファントム"の物語。
これでもかと降りかかるスワンの魔の手。騙されるウィンスローが可哀想。なのに、、、何故か哀しみと同時に笑いが込み上げてきてしまう。そしてなんだか...キモチワルイ。S心を刺激するような悲喜劇が悲壮感を倍加する作り..これは音楽業界を揶揄した毒入りパロディなの?
ブライアン・デ・パルマ監督お得意の2分割画面をシンクロさせた演出には、わぁ!とテンション上がるも、ゆっくり感動する暇はもらえない。テンポ速くて次々に現る演出の嵐に着いて行かなくちゃ〜
そしてなんと言っても、凄いのは...
「パラダイス」の観客が大熱狂するクライマックス。
恋愛を描いておいて、バックに流れる曲の歌詞が衝撃的すぎた。
好きなのか嫌いなのかわからないけど凄い。強烈。才能が炸裂してる!
ラストのあの一言が、良い♥