あおい

逆噴射家族のあおいのレビュー・感想・評価

逆噴射家族(1984年製作の映画)
2.6
当時は『ゴーマニズム宣言』前で『おぼっちゃまくん』に代表されるギャグ漫画家として有名だった小林よしのりが原案と脚本を務め、『爆裂都市 BURST CITY』を撮り終えた石井聰互が監督した、異様な家族映画。

憧れのマイホームを手にした、小林克也演じる小林勝国。陽気過ぎるが自分を愛してくれる妻と、東大受験で一浪中の息子、アイドルか女子プロレスラーになりたい娘の4人家族に、勝国の祖父が演じる寿国(植木等)が転がり込んできて、幸せな家族が歪んでいく…と書くと、祖父が掻き乱すんだろうなとお思いでしょうが、なんと全員が狂っております🤪

ラストシーンが結構いい雰囲気だったんですが、それはBGMのせいかもしれません。"The Roosters"の変名バンド"1984"が伴劇だそうで、サブスクにはサントラがありませんでした😢チャイムのような音色のシンセでメロディーを繰り返しながら、伴奏もビートもなし。8部音符でボイスサンプルが延々と鳴っているのですが、「からっぽからっぽ…」と言っているように聴こえて、、その曲がとても良い。
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