マツモトタクシー

なつかしい風来坊のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

なつかしい風来坊(1966年製作の映画)
3.8
山田洋次、森崎東 脚本
山田洋次 監督作品


茅ヶ崎で一戸建てに家族と暮らしている医師免許も取得している民生技官の早乙女良吉(有島一郎)

東京からの電車通勤の帰り土木関係の日雇い労働者の伴源五郎(ハナ肇)と出くわす
車内で酔っ払って乗客に絡む源五郎
良吉も絡まれウンザリする😅

暫く経ってタクシー乗場で再開した2人は今度は意気投合し泥酔、良吉は一晩、家に泊めてやる

それ以来、源五郎は気味悪がる良吉の妻や娘にお構いなしに頻繁に良吉の家を訪れるようになるのだった😁
粗野でガサツだが頼りになる面を持つ源五郎に当初から気に入っていた良吉や小学生の息子だけでなく妻や娘も次第に一目置くようになる

そんなある日、息子と一緒に犬の散歩に出掛けた源五郎は自殺を図った愛子(倍賞千恵子)という娘を担ぎ込んでくる。。







以下ネタバレ


がさつで無法者だが自由奔放な源五郎
役所勤めの役人で退屈な日々をやり過ごす良吉
全く接点が無い2人の交流と決別を描く人情物
源五郎と命を助けた愛子との恋愛模様も描かれる💕


源五郎と愛子のデートで手違いがあり源五郎に強姦の容疑がかけられる
間違いではあったが一時、良吉に信じてもらえなかった源五郎は激怒💢😠
決別して音信不通になってしまう
それを気にした愛子もお手伝いとして住み込んでいた良吉の家を去るのだった。。



ラスト

2人とはその後、会うこともなく役所からは左遷させられ東北に向かう事になり家族達は付いてきて来れず単身赴任
列車の中で陰鬱な気持ちでいる良吉🚃

偶然向かいに乗り合わせた赤ちゃんを連れた女性は愛子だった👶
夫は源五郎で2人は結婚していた🔔💏🔔

思わぬ嬉しい再会に喜ぶ良吉
酒を酌み交わしてED


縁側で座りしゃべる源五郎の姿や台詞は寅さんの原型かなと感じた😀
この2年後にTV版寅さんがスタート📺