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空の大怪獣 ラドンのQIのレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
3.5
【午前十時の映画祭】

“RODAN!THE FLYING MONSTER”

昨年の『モスラ』に続いて今年のゴゼジュウ特撮怪獣枠はこの作品

『ゴジラ』の2年後に作られた怪獣映画としては初のカラー作品ですが、フイルムの劣化が激しく発売されているメディアでも公開当時の色は再現できていないとか…

そして今回、スタッフ達の涙ぐましい努力によって4Kリマスター版として公開時の鮮やかな色で蘇ったとのこと。(確かにとても自然できれいな色でした)

ゴジラ、モスラと並んで東宝の三大怪獣 と言われていますが、一番地味なのがラドンw

ただ空を飛んでいるだけなのにその衝撃波で町を破壊してしまう。

もちろん攻撃されれば反撃はしますが…

そしてなんと言っても一番の見所は精密に再現された町のミニチュアセットが惜しげもなく破壊されるシーン

円谷特撮のお家芸ですが、一番カタルシスを感じるシーンかもしれません

一部シーンはその後も頻繁に使いまわしされているらしいですw

ゴジラと同じく、人間の行いが自然に影響を与えて太古の時代から蘇ったラドン
(70年近く前の作品なのに地球温暖化という言葉が使われている)

自然科学者が反対するにも関わらず執拗な攻撃が誘発した火山噴火で最後を迎えるつがいのラドンがどこか悲しい😢

p.s.
空中戦のシーンで『TG・マーベリック』で観たようなカットが…
チョットテンション上がりました😁
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