世界のタナカ

空の大怪獣 ラドンの世界のタナカのレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
4.4
九州人にとっては最高の特撮映画。なにせ戦場となるのは60年前の福岡市街である。音速を超えるラドンのソニックブームにより、吹っ飛ぶ60年前の新天町!

82分の映像ほぼすべてが、もはや失われた風景と、失われた技術とで彩られ、ラストのいいようのない余韻をより深いものとしている。ほぼ30分ごとに展開が変わるきっちりとした三幕構成、なにより本多、円谷コンビのバランスが絶妙で、映画としての完成度はバツグン。
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