ディグ

ドライヴのディグのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
4.9
オープニングから
いきなりグイグイ持って行かれ
「何これかっこいい」しか
頭に浮かばないまま心奪われ、
タイトルシーケンスで流れる
80年代テクノポップ風BGMで
完全にやられる
最強ハードボイルド映画。
もらしてしまうくらい
やばいんだぜ!
かっこいいんだぜ!

原点の「ザ・ドライバー」も鑑賞済み。
あちらはあちらで大好きですし、
ライアン・オニールも
ヤバかっちょいいのですが、
この映画は設定を借りただけで
全くの別物なので、
オニール版「ザ・ドライバー」は
見ていなくて大丈夫。

登場人物の感情を
いちいち、バカみたいに
セリフで説明しないため
何でもかんでも過剰に教えてくれる
娯楽映画に慣れた人は
置いてけぼりになるかもしれません。
しかし、画面をちゃんと見ていれば
小難しいことは何もない映画です。
ジャンル映画ではないため
カーチェイスを期待している方は
見ない方が良いと思います。

しかしそれ以上の深い映画体験を
求めている映画ジャンキーには
映画史上最強の
ラブシーンが待っています。
あのエレベーターのラブシーンは、
パトリス・ルコント監督の
「仕立て屋の恋」の電車内を
連想させます。
あそこだけでも必見ですぜ!
ディグ

ディグ