ディグさんの映画レビュー・感想・評価

ディグ

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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

▪️「リコリス・ピザ」は、
PTA版の天才バカボンだ!

ポール・トーマス・アンダーソン監督
(以外PTAと略)
といえば「マグノリア」を推す人も
多いだろう。
もちろん他にも
いい作品はあるが
ここ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

1.0

映画愛を感じない。今この時代にまだ美男美女を集めて、内容スカスカのドラマを観せられ減滅です。お決まりのセリフ、ご都合主義のドラマ。戦闘シーンのコックピット内映像のみ、かろうじて観られたが、コロナ禍が終>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.9

◾️若き日のデビッド・リンチは
将来を夢見る芸術家だった…。

若き日の監督デビッド・リンチ。
画家を目指し、その後、映像作家を
目指していたある日、
彼女を妊娠させてしまった。
リンチはそれがショッ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

素晴らしかったです。
レビューが長くなるので
動画にしました。
気になる方はこちらをどーぞ!

https://youtu.be/wfR13DWDHZE

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

2.5

いいところと、悪いところが
ありすぎで、語りきれないので
こちらのレビュー動画を
アップしました。↓
https://twitcasting.tv/k_deggy/movie/584765393

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.5

■キューブリックはきっと天国で舌打ち。

「ドクタースリープ」は
映画ファンならほぼ誰もが知ってるであろう
あのキューブリックの名作「シャイニング」の
続編として作られている。

結論からいうと前作は
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最後の追跡(2016年製作の映画)

2.0

■果たして全ての登場人物はたった1人の脳でつながっていたのか?

テキサスレンジャーのオヤジ2人組が
連続銀行強盗を追い詰めるという
どうやったって
つまらないはずがない!
という題材ですが、
とても
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

■プロのENGカメラマン経験者が
この映画を観てどう思ったか?

この映画で描いているような
報道カメラマン、パパラッチは
テレビ業界用語ではENGと言います。

ENGとはエレクトリック・
ニュース
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

あえてどんな映画なのか
わしはここでレビューしない。

たったひとつのこと
(しかもほかの方が
触れていないだろう)
を書かせてもらう。

なんじゃこの
神スウィッシュは!!

【スウィッシュとは】
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デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

世界で最も男らしい女
キャサリン・ビグローが
青い肌の宇宙人や
女性戦闘ロボといった
中二病題材ばかりを
撮り続ける元旦那を
ぶっちぎりで突き放す
最恐の映画デトロイト。

ホラーとは名ばかりで
まっ
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マーウェン(2018年製作の映画)

4.0

ゼメキス監督といえば、
誰もが知っているだろう
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
「フォレスト・ガンプ」
だけど、ここ最近の彼は
どうやら
人間の内面へと
描きたい対象が
変わっているように感じる。
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

1.0

例えばあなたが
演歌ファンだとしよう。
北島三郎や千昌夫が歌った
かの名曲「与作」を
突然、知らん
アイドルグループが
「恋するYO・SA・KO」
というポップな楽曲で
ヒットさせ、
さらには原曲の与
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

圧倒的!
今をときめく
世界最高の撮影監督
ロジャーディーキンスの
絵作りがやばい!

正直、あの名作
ブレードランナーを
リメイクすると聞いた時は
不安でいっぱいだったし
前作がアートの世界に
与え
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イメージの本(2018年製作の映画)

4.0

映画というより
元々、映画評論を
やっていたゴダールが
原点回帰して
映像や音楽、
ナレーションを
散文形式的に
使った論文を
つくりました。
っていう感じなので
ゴダール初心者には
厳しいかもしれま
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

5.0

この映画を
宗教や、神についての映画だ
と、言っている方がいますが
そうではありません。
むしろ逆で
宗教を否定する映画です。

この映画は
ふたつの顔を持っています。
そのどちらもが素晴らしく
生き
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.9

ジャームッシュ会心の映画
「ゴーストドッグ」は
個人的には
「ストレンジャーザンパラダイス」
以来の衝撃だった。

この人の映画は
いつも異文化の中に来た
外国人の悲哀に見える。

それは
フランス人
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.5

ウディ・アレン監督の映画は
多作なだけに
ムラがあるような気が
しますが、この映画は
「アニー・ホール」
「ギター弾きの恋」
「マッチポイント」
に並ぶ傑作だと思います。

ケイト・ブランシェットが
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キャリー(2013年製作の映画)

1.0

このサイトでは映画ファンをうならせる
素晴らしい作品についてだけ
レビューしようかと思っていましたが、
あまりに衝撃的な
ポンコツ映画に出会ってしまったため
思わずこの文章を書いている次第です。
スコ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

奇跡です。
この映画を一言で
言い表すと全てが奇跡のような
作品。

低予算だけど
アイディアと実験精神に
満ちあふれた
若き監督トビー・フーパーが
生み出した奇跡のような
作品が、悪魔のいけにえです
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

キューブリックと並ぶ
日本の完全主義者、
今村昌平監督が
実際の事件を描いた傑作。
今村監督は、
新百合ヶ丘に映画学校を
作っただけの
おじいちゃんではありません。
当時の世界の映画界でも
トップクラ
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

5.0

コーエン兄弟の傑作で
個人的には彼らの作品で
1番好きな映画です。

ふとレビューサイトを見ると
「わからない。難解」
という声の、
なんと多いことでしょう。

わからない。難解。
という方からすると
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「アイズ・ワイド・シャット」公開当時
私は仕事で、某局用に、
スタンリー・キューブリック特番を
作らせて頂いたので
とても思い出のある作品です。
当時は公開もさることながら
キューブリック死去のニュー
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街の灯(1931年製作の映画)

5.0

チャップリンの作品は
大好きですが
正直、説明過多な
映画にあふれた現在、
おすすめするのは
ハードル高いなあと
思いつつ…
どれか一本だけ挙げるなら
絶対これ!

映画はトーキーになり
演劇化してし
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

5.0

「居心地がいいと怖くなる」

そんな気持ちに
なったことは
ありますか?

たくさんの友達に囲まれ
素敵な家族や恋人に
恵まれて
青春を謳歌してきた人には
なかなかわからない
感情かもしれません。
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.9

オープニングから
いきなりグイグイ持って行かれ
「何これかっこいい」しか
頭に浮かばないまま心奪われ、
タイトルシーケンスで流れる
80年代テクノポップ風BGMで
完全にやられる
最強ハードボイルド映
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

5.0

【このレビューはブログからの抜粋のため
少し長文になります。ご了承ください】

この映画はホラーと言われているが
実はホラーではない!

監督のロメロじいちゃんは
世の中にゾンビというモンスターを広め
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

【以下、ブログからの抜粋・転載のため
少し長文のレビューとなります】

実話を映画化したこの作品を
簡単に説明すると…

アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの4人が、
夜間にヘリから降下し、とある山
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

5.0

アメリカン・ニューシネマの名作にして、個人的に人生で観た中で最高傑作。マイベストムービーを選ぶなら、絶対に外せない一本。
もう全てが愛おしく、全てが悲しく、全てが可笑しい。

1960年代まで【ヘイズ
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