いわやん

点と線のいわやんのレビュー・感想・評価

点と線(1958年製作の映画)
4.3
松本清張原作

九州の海岸で一組の心中遺体が見つかる。老刑事がふと心中に疑問を抱く。

男はある会社の課長補佐で、汚職事件のカギであった人物。
女は飲み屋の女中。

老刑事同様に疑問を持った東京の若い刑事が、二人の行動と人間関係を探って行く・・。

松本清張の代表作の映画化。
トリックを丁寧に暴いていく展開は、見ていて分かりやすかったです。

4分の目撃とか、黒い影、連絡船の乗船名簿・・

今のトラベルミステリーのドラマの原点であり、頂点でもあると思います。

ラストも、私の好きな終わり方で、余韻がなんとも言えない程面白いです。

ちなみに、主役の若い刑事はウルトラセブンのクラタ隊長で有名な南廣が新人で演じてます。脇に老刑事役の加藤嘉、若い刑事の上司役で志村喬と通好みの配役で(笑)
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