BPM86

ヴィレッジのBPM86のネタバレレビュー・内容・結末

ヴィレッジ(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初鑑賞

皆さんが言うようにどんでん返しとしてはかなり薄いし、まぁ…よくあるパターンな作品。

なぜ目が見えないアイヴィーをわざわざ行かせるねんは確かにあるけど、行かせないと物語として成り立たないからしゃーないかな。

でもノアの使い方がめちゃくちゃ良かったです。

あのルシアスを刺す描写がなんかやたらとリアルで、こう言ったらよくないのは重々承知で言うけど、重度の障害者の表現としては正解な気がする。

あぁそうかノアは悪い事をしたという認識より怖い事をしたんだって思わせてくるのが生々しい。特に2回目刺すシーンは本当に生々しく残酷でわかりやすい。

アイヴィーがノアにバチくそビンタしまくったシーンも弱かろうが強かろうが、てめぇ絶対許さねぇという鋼の意志を感じれて良かったなぁ。

悲しみから目を背けた富裕層が作り上げた理想郷だけれども、皮肉な事に一番純粋な心を持っていたのかもしれないノアがぶち壊していくのは正直いい使い方だったと感じます。

愛の描き方ははっきり言ってよう分からん。
結局年配者たちのただのエゴだし、悲しみを背負うのが人生で、逃げて次の世代に丸投げってまさに今の世の中でしょ。

なんだかんだ別に悪くはない、そんな映画でした。
BPM86

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