このレビューはネタバレを含みます
゛この映画は真実だけを描いている。したがって人物や団体も全て実名である。゛
冒頭から大ホラを吹いて笑わせに来る本作。ホラーコメディー映画。
もはや死語であるオバタリアンの元ネタですね。
ロメロの『ナイト・オブ・リビング・デッド』が実話を元に作られたという設定です。しかし、もはやゾンビぐらいしか共通点はありません。
バタリアンゾンビは数あるゾンビ映画のゾンビなかでもかなり厄介なゾンビです。
・薬品汚染で死体が再起動。動物も対象。
・知力、運動能力は生前のまま。
走るし、話すし、機械などの道具も普通につかえる。
・襲われると感染。
・死んでいることが苦痛。苦痛を和らげる唯一の方法が脳みそを食べること。執拗に生者を狙う。
・死なない。
あぁ、もう無理ですね。
蔓延したら町ごと吹っ飛ばすぐらいじゃないと収まりませんよ。
ただ、設定は凶悪ですが、中身は笑えるのです。ゾンビもコミカルでユニークですし、「なにやってんだよ!ばか野郎!」な展開ばかりです。
怖くない。
三作目のリターンズは泣けるらしいですが、この流で本当に泣けるのか疑問です。