緑青

フルタイム・キラーの緑青のレビュー・感想・評価

フルタイム・キラー(2001年製作の映画)
3.4
この映画に辿り着く前に得た前評判と比べて、そこまで悪くなかった。覚悟していた20倍くらいよかった。反町隆史さんを初めてちゃんと拝見したんですけど、スタイルよくってカッコイイんだねぇ?!と思った、アクションがクールで動きに無駄がなく、きちんとキャラクターが載っていた点が大変良かった(演出も良いのだろうが)。ロマンチストの殺し屋ことアンディ・ラウ氏、熱血インターポールのサイモン・ヤム氏は抜群の安定感でした。サイモンヤムさんは何故あの手の役があんなに上手いの。最近観るサイモンヤムさんの役が毎回ちょっと狂気に落ちている…。
反町さんのセリフについては、モノローグじゃない一番初めのチンさんとの会話のセリフがいきなり聞き取れない。台詞がそもそも日本語として通りが悪い気がする。でもそれ以降は8割大丈夫。冒頭の日本人の芝居が衝撃的な棒読みでそっちの方に気を取られた。反町さんの役名「小野」て言うのはホントに合ってる、好き。あとFAXうんぬんのメモの書き文字が美しかった、好き。

その他観ながら書き殴ったメモ抜粋
・曲、最高
・二胡と龍笛で対比させるのはズルい
・図書館の本に線を引くな
・12話ものくらいのドラマで観たい
・反町さん中国語頑張ってくれ
・3人の男たちの執着三つ巴映画
・映像の安定感でイケる気がしてるけどこの監督じゃなかったらたぶんだんだん不安になる。

ジョニー・トー監督ワイ・カーファイ脚本タッグはやっぱり安定感あるわねと思いました。曲はマジで良いです。いっそ爆笑した。
誰かと観た方が楽しい映画だと思います。
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